「どう考えても、このカットではない気がする・・・。」
七五三やお誕生日の写真の撮影後、当スタジオではお客さまにお写真をお選びいただいております。お写真を選ぶ際に、写真を左右に並べたり、アドバイスを求められた際にはお写真を選ぶアドバイスをさせて頂いたりします。
やはり、お客さまが選ぶカットは、お子さまが、ニコっ笑っていたり、かわいく撮れているカットをお選びになることが多いです。
でも、たまに、「えっ、なんでそのカットをお選びになるの??」ということがあります。
お客さまの「いい!」とカメラマンの「いい!」が違うわけです。
昔は、どのカットにしますか?と伺っても、
「よくわからないから選んでください」という方がほとんどでしたが、最近は違います。
さきほど、あなたは「アリ婚」それとも「ナシ婚」?のコラムを読みました。
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http://news.ameba.jp/20120222-488/
一番、心に響いたのはこのフレーズ
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今のカップルは、そこに自分たちが「意味」を感じるからお金を払う。
(中略)
そこには二人だけの、それをやる「意味」があるのです。
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記念を残すお手伝いをする仕事に携わる者としては「ん~、そうだなぁ」としみじみ納得してしまいました。日々、お客さまとお話ししていて、お客さまの価値観は上の記事と同じです。
ご自身が、「意味がある」と感じればやるし、「意味がない」と感じればやらないのです。
さきほどの、お話の続きになりますが、「このカットはきっとお選びにならないだろうなぁ」と思ったカットをメインのお写真に選んだお客さまに伺ったことがあります。
「なぜ、このカットなのですか?」
お客さまはお答えになりました。
「この写真の顔はふざけているように見えるけれど、亡くなったおじいちゃんと話す時に見せていた顔なんです。このカットがいいんです!」
こちらの価値観を押し付けたりせず、ありのままのお客さまの姿を残そうと強く思うきっかけを与えていただきました。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。